履歴書、職務経歴書は、ただ職歴などを書けばよいというわけではありませ。応募企業が何をチェックしているのかを知っておきましょう。
採用担当者が履歴書と職務経歴書を読んで判断するのは、「応募者が求める人材に当てはまるかどうか」です。ただし、履歴書と職務経歴書は役割の異なる書類であり、チャックされるポイントも異なります。
採用担当者がます目を通すのは履歴書です。学歴が募集条件を満たしているか、職歴は募集職種にかかわりがあるものか、ブランク期間などはないか。どんな資格を持っているかなどが確認されます。手書きであれば、文字の正確さ、丁寧さなども見られます。
中途採用では、これまでの職務経験の内容が採用、不採用の大きな判断材料となります。そのため、職務経験をまとめた職務経歴書は、当然ながらとても重要な書類です。
採用担当者が職務経歴書を読んで知りたいことは、「応募者がどのような経験やスキルの持ち主で、それを自社の業務にどう生かせるのか」ということです。その会社で活かせるキャリアが何かかわっていれば、アピールすべきポイントも自ずと見えてきます。
そのうえで、職務に対する実績や評価、失敗から得た経験などを「具体的に」記載することが大切です。携わった職務をただ羅列しているだけでは、関心を持ってもらえません。
志望動機や自己アピールも、相手が求めているものを知られずに、いくら熱心に気持ちを書いても空回りするだけです。それぞれどんな内容がアピールになるかをしっかりつかみ、ツボを押さえた応募書類を作成しましょう。